【術後840日】Dr.ORANGEフリーランスになる!

皆様、ご無沙汰さんでございます。秋?あったような・・・的な秋でしたね。「あー夏も終わったねえ。いい季節になったね・・・」って言ったと思ったらもう冬!断然冬!はいダウン着て!薄いコートとかの出番はほぼなくて、この前半袖だと思ったら、もうセーターでしたね。令和ちゃん、もう5年目だよ?微調整下手すぎん?ONかOFFしかないんかい。まあ、その分あまり台風は多くなかったかも・・?

さて、そんなDr.ORANGEですが、この秋、大きな決断をいたしました。
医師になってほぼ30年。ずっとずっと大きな病院に勤務して、源泉徴収をされ、事務的なことを全部事務部門が担当する・・という生活をしてきました。医師としては外来、手術、病棟管理をしながらくるくると組織の中で働いてきたのですが・・・色々考えた結果、いわゆる「勤務医」というのを辞めることにしたのです。いわゆる「フリーランス医」ってやつになります。

これまであまりはっきり明記してきませんでしたが(ここのブログは個人的に知ってる人が多いので今更、なんですけど)私は産婦人科医です。専門は周産期(いわゆる妊娠・分娩領域)です。
数え切れないお産のドラマを見てきましたし、いろーんな環境・状況の妊婦さんを診てきました。修羅場も経験して、どんなお産もビビらずに取れるようになりました。本当はそういう人間が現場を離れるのは良くないと思ったものの・・ワタシ、相当これまで働きましたし!国立大学で育ててもらった税金はお釣りがくるくらい国にお返ししましたし。もうええでしょ?(by地面師)って・・・。

理由は色々ありますが、55歳近くなり最近あまり最先端の医療についていくのが難しく(特に癌関係の治療が今ドラスティックに変化している・・産科の人間にとってはちょっとつらい)なっているにも関わらず、総合病院にはどんどんシビアな子宮がんや卵巣がんの患者さんが紹介されてくる。
私に全幅の信頼を寄せてくれる患者さんに対して、(手術はともかく)完全に理解しきってない抗がん剤をわかった風に処方する(もちろん他のDrと相談しながらするんですけど)のも後ろめたいし(まあそういう医師は多いのでしょうけど)、この春、上司(部長と院長)が交代して彼らと目指す医療の方向性が違うなって思ったことなんかもあります。
まだ月に2-3回の当直もやっていて、(まあそれは体力バカのワタシとしては言うほどつらくはなかったけど、これっていつまで続くんやろ・・60越えても当直するのかな?っていう疑問はあった)この先どうなるのかな・・と思っていたそんな中。

今年、いろんなゴルフの競技に挑戦して、あと少し!あともう一息ってことが多くて悔しい思いをしました。以前、試合前日に患者さんが急変して涙の棄権という事件もありました。
1年頑張ってみて感じた事は、勤務医としてフルタイムの勤務をしながら上にいけるほど、ゴルフ競技の世界は甘くないなと感じたのです。あそこで戦える可能性があるのはあと数年。それに挑戦するのも悪くないんじゃない?・・って思ったタイミングが一致して、フリーランスという選択が浮かび上がってきたのです。

長い間、大きな立派な病院(〇〇医療センター、とか〇〇日赤病院とか)の中でだけで、組織の駒として生きてきた自分にとって、そういう後ろ盾のない、自分ひとりだけで立つ生活は、相当勇気がいる選択でした。これまでは何も考えず、愚痴を言いながらもぼんやりと同じ病院に通勤すれば毎月お給料やボーナスが振り込まれていたのですが、今後は自分で自分のスケジュールを管理することになります。
乳がんはひと段落したとしても別の病気が見つかったら?自分が身体を壊したら?病休はもらえない。働けなければ収入はゼロ。年金は?保険は?ボーナスもなし・・不安が無いとは言えません。
でも、そこは扶養する家族がいない独身女のメリット。もし「辞めなきゃよかった~涙」みたいな事になったとしても、道連れにしてしまう人はいません。迷惑かかるのは自分だけ。
などという点も踏まえて、何度か自分会議を脳内で開催。不安派とイケイケ派が何度か話し合いましたが、結論として「じゃあ・・フリーランスも良くない?」という結論になりました。

もちろん、その前にいくつかのリクルート会社と面談して自分のビジョンが無謀じゃないかどうかを確認しました。「ま・・何とかなるかな?」という手応えを感じた結果、9月末で惜しまれながら(←自分で言う?)病院を退職し、10月からフリーランス生活が始まりました。

フリーランスと言えば、そう。「私、失敗しないので」の大門未知子ですね。病院をはしごして難しいお産を取りあげる・・なんて面白そうですが、実際はそんな華やかなものではなくて(分娩ってリスク高いんで非常勤がお産を取るのは夜だけ)、あちこちの外来を週に何日か決まった曜日にお手伝いしながら、ゴルフの入らない空いている日はスポット勤務(まあ、タイミ―みたいな細切れバイト)を入れていくという働き方を始めました。
オンコールなし。当直なし。実際に働いてみると・・快適!そりゃそうですよね。

始めてみると、ああ、これまで結構1日に何度も病院の患者さんのことを思い出していたんだなと感じました。ティーアップするとき、ラフで素振りするとき、パター打つ時・・・ほんの0.5秒くらいですがチラッと「あの人産まれたかな?」とか「術後大丈夫かな?」「あ、検査出すの忘れた。朝出さなきゃ」とか頭をよぎっていた。あまりにも一瞬すぎて意識してなかったし、自分では完全に仕事を忘れてゴルフしているつもりだったんですが、何も考えなくてよくなった今から思えば、チラチラと思い出していたんだなって。現在は完全に脳のリソースを100%ゴルフだけに集中できてるなと感じるようになりました。

収入としては、働く日数が激減したので、さすがに手取りとしては下がりますが。
そもそもそんなに私、お金かからない人間なんです。ゴルフと車(可愛いオレンジのポロちゃんは安い車なんですが、古い車なんで色々メンテナンスが必要)と筋トレ(トレーナー)以外にはお金使わない。服もネットやしまむらで充分。メイクもほとんどしないしするとしてもドラストのプチプラで充分。エステも行かない。だからゴルフ代さえ稼げればいいのさ♪
だから、もしまた大きな病気になったなら、もうゴルフできなくなるなら、お金はほとんどかからなくなるんだよなあって。だから問題なし!多分。

そんなわけで、私の年賀状(私はまだまだ年賀状派です)には「★私の去年の3大ニュース★」を載せるのがお約束なのですが、今年の3大ニュースは
①勤務医辞めてフリーランスに!
②倶楽部対抗選手(補欠)になりました!
③年初に沖縄に置き去りになりました!の3本立てです。んっがっんん!(昔のサザエさん)

今回のブログはそんなDr.ORANGEの環境の変化を、記録がてらかいてみました。
そんなゴタゴタであまりブログアップ出来てなくてすみません。来年からは生活リズムが落ち着いて、もう少し更新できると思います。数年後に見直したら「この時は調子に乗ってたなあ・・」って思うのかもしれませんが。
ま、それも人生っすよね!

コメント

  1. Hidemi yoshida より:

    前に進む人生、最高です❗
    一生懸命生きている様子、素敵🎵
    チャレンジ、いいですね😃

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