(前回までのあらすじ)予選を見事トップで通過した姉ヶ崎。満を持しての決勝の地は井上誠一設計の名コース、鶴舞CC。果たしてチームの結果は・・・
さて、そんなムシムシとした不愉快な暑さの中、各組が旅立っていきました。今回も関東各地から29クラブが参加しているので、29組がINとOUTでスタートするわけで。
最後の組がスタートしたらほどなく最初の組がハーフ終わって帰ってくるのです。予選では、ハーフの間に休憩がほとんどないタイミングで出ていきましたが、今回は暑いことなども考慮されたのか、休憩が40分ありました。お昼食べるもよし、涼むのも良しってことなのだと思いますが、選手たちに言わせるとかえってペースが狂うし、お昼食べる気分じゃなかったからむしろ長すぎてイヤだった、などの声が聞かれました。難しいものですねえ・・・
それぞれのクラブの基地にはいろいろな設備がありました。基本はクーラーボックス。あとは小さいキャンプ用ぽい椅子がたくさん並んでいるクラブ、ハンガーラックを持ち込んで、みんなのブレザーをハンガーにかけてるクラブもあって感心しました(入場時はブレザー着用マストなのですが、暑くて「着てられっか!怒」とみんなすぐに脱いで、丸めてカバンに突っ込んでたのです。こうやって掛ければキレイに保てる。賢い!応援のお供はドリンクが主ですが、キュウリの浅漬け?を持ち込んで配ってる人もいて、来年は色々工夫したいものだ、と気持ちを新たにしました。(来年も応援する気満々)
そうだなあ、まずはチューペットやゼリーを凍らして持っていきたいなあ。やっぱりハンガーラックは欲しいね。あとは、みんなにうちわを配りたい。それから、霧吹きなんかも要るかも。あのキュウリも良さそうだったなあ・・来年はパクっちゃおうかなあ。
さて、そんなこんなで私達も帰ってくるメンバーを出迎えなくちゃいけないので、ちゃちゃっと交代でお昼を食べることに。数名で食堂に向かうと、姉ヶ崎のエライ人たちが先にテーブルに着いて談笑しているではありませんか。テーブルはそれぞれの倶楽部で決められているので、他の倶楽部のテーブルで食べるわけにもいかず。仕方ないので帰ってきてトップバッターが帰ってくるはずの9番ホールで出待ちすることにしました。(その後、ちょっとした合間をぬってカレーライスを飲み物として流し込みました。あまりのスピードに、一緒に食べてたメンバーに目を丸くされました。早食いには自信あるのさ)
今回の試合では、上がってきたメンバーに運営側がスコアを聞き出して、リアルタイムに速報を打ってくれたので、ハーフが上がってきたあたりからは、もうみんなスマホの画面にくぎ付けです。「ひゃー!33とか出している人がいる!」とか「ほら、結構いいんじゃない?」
全員が戻ってきたハーフ終了時点では、姉ヶ崎、いい位置につけています。(リアルタイムの時は、この「終了人数」っていうのが1名、とか3名、と続々と更新されていくのです)
上位ははっきりいって団子状態。4名中上位3名のスコアで計算するので、今後、どこが抜きん出てもおかしくないのです。みんな息を呑んで画面を見つめます。そして・・・ここで不気味なのは水戸レイクスの33の2名です。3アンダーが2人って!
この2名はピッチピチの20代。この前までプロ目指してましたっていう子らしいよ、という噂が流れてきました。そんなこと!許していいのか!(まあ、いいわけなんですけど)
50代のアマチュアおばさん(言い過ぎ)がどんなに頑張っても、そんなジュニアからのガチ勢が流入してきたら楽々勝てちゃう、となればPL学園や巨人軍のように(←偏見)、結局セミプロのゴルフ上手なピッチピチギャル(死語)のスカウト合戦になってしまうではないか・・・!などと義憤に燃えてはみるものの、私はしょせん補欠の身。絵に描いたような「ザ・ごまめの歯ぎしり」なのです。しょんぼり。こうなったら後半みんなに頑張っていただくしかない!
後半はこの速報を片手に応援していたのですが、残念ながら途中から敗色濃厚になってきたのです・・順位が目まぐるしく動く中、姉ヶ崎はじりじりとその順位を落としていく。関東のトップアマチュアたちのガチの戦い。「4名中、何人が60台、70台前半を出せるか」という攻防なのです。
今回、われらが姉ヶ崎はなかなか流れが来なかった。そういうこともあるんですよね。そうなると!私(達)の希望はオトモダチ新千葉C。姉ヶ崎と新千葉は、今回鶴舞Cで、合同の練習ラウンドをした仲なのです。打倒ピッチピチペアの可能性があるのは新千葉。私達は顔見知りの新千葉のメンバーが上がってくるのも応援していました。ちょっとした事件があった後、バーディパットを見事に沈め、新千葉のSさんは素晴らしいスコアで上がりました。
最終結果がこちらです。
姉ヶ崎は残念ながら6位という悔しい結果でしたが、みんな全力で頑張ったのです!神様達はとてもガッカリしていましたが、私の目には輝いてみえました。ゴルフは精神力、体力、技術、運が全部そろわないと良いスコアが出ないのはプロも同じです。
実力だけで勝てるなら、毎年毎試合同じプロが勝つはずです。そうじゃないってことは、勝つためには色々な要素が噛み合う必要があるのだと思うから。勝ちたい気持ちはみんな同じ。うちの神様達は超頑張りました!そして、ベストスコア67を2名出した水戸レイクスを、1打差で新千葉が下したのです。ナイス!あの、事件があったバーディパット。ああいう事件が起こること自体、新千葉に運があったのだ・・・と改めて思うのでした(どんな事件か?は書きたいのですが、ちょっと支障があるかもなのでやめておきます。興味がある人は直接私に聞いてくださいな)。
終わった後、記念撮影などをして、みんなでお疲れ様会を近くで行うことになっていました。場所は高滝湖湖畔のピザ屋さん。そこで私は「ハッ」と気づいたのです。自分が17時からオンコール当番だったことを!
やばい。会の途中で呼ばれたら動けない(何故なら、ここまでバスで来ちゃってるから身動きできない)。困った困った・・・など困っていると、応援に来てくれてたメンバーのIさんから、以前姉ヶ崎の研修会担当で今は姉妹コース(立野クラシック)の支配人をしているM山さんが一度姉ヶ崎に戻るという情報が!彼に乗せてもらっていったん姉ヶ崎に戻り、自分の車でレストランに行けば万が一呼ばれても病院に自力で行ける!と、彼女と一緒にM山さんの車で姉ヶ崎に戻ることにしたのです。イヤー助かった♪道中、M山さんが「千葉で一番おいしいお土産」だと言い張るお饅頭の話に。なので、姉ヶ崎から再度レストランに向かう途中、買っちゃいました、牛久饅頭。
会場のレストランに向かう途中、高滝湖の向こう側になんだかアートな建物発見。なんか湖の中にトンボ?がいる(あとで調べたらカゲロウらしい)。あれはナニ?ちょっと興味ある!まだ時間あるし、あそこに寄ってみよう!と向かうと、そこは美術館(市原湖畔美術館)。
へー?こんなところに美術館があるなんて知らなかった!素敵やん♡?ちょっと見て見よう・・と冷やかし気分で駐車場に入ると、なんと目的の会場はその中のカフェレストランだったので、その駐車場にみんないました。寄り道するつもりだったなんておくびにも出さず、最初からここって知ってました顔でバスからキャディバッグを下ろして自分の車に積みかえたり、靴を履き替えたりして美術館の敷地に行ってみると、残念ながら美術館は月曜日で閉館日。みんなと庭を散策してるうちにレストランが開店。美術館もお休みってことで、今日は私達の貸し切りです。
残念ながらお酒は飲めない(車で来てますから)のでノンアルビールやジュースなど、みんな思い思いの飲み物を頼んで乾杯です。
男女共通研修会長のSさんから「勝てるメンバーを揃えたから勝てるというものではない。今回は間違いなく勝てるメンバーだったが、それだけで勝てるほど、倶楽部対抗の決勝とは簡単なものではない」というコメントがあり、みんなうなずいていました。私もノンアルのグラスに手を掛けながら、首がもげるほどブンブンうなずいていました。ほんと、そうなんですよね・・。勝負って厳しい。
お料理は本格的なピザ窯で焼かれた本当に美味しいピザで、びっくり(というのも失礼ですが)しました。こんな千葉でもアクセスの悪いところに、こんなに美味しいピザ屋さんが・・驚!ってくらいでした。パスタもサラダもレベル高くて、店員さんもイケメンのお兄さんたちで、みんなでゴルフの話をしながら楽しいひと時を過ごしたのでした。
最後のデザートタイムでは、私から「牛久饅頭」を一人1ケずつ配りました。そう、さっき買ったのはこのためだったのです!今回、M山さんの布教活動により、今日は牛久饅頭について話題もちきりだったみたいで、喜ばれました。数個余ったのでイケメンの店員さんたちにもあげました。さすが地元!「これ、知ってます?」って聞いたら「もちろんっすよ!これうまいんですよねー」と言ってましたYO。
幸い病院からコールもなく、最後までみんなと楽しく過ごすことができました。
手を振りあって解散して、しみじみといろんなことを考えながら帰途についたのでした。この翌日はバケツをひっくり返したような大雨で、ゴルフ場がクローズになったくらいだったので、天気的にもツイてたと思います。イヤー良かった。
春から始まったこの倶楽部対抗戦。本当に多くのことを学んだし、有意義な経験をすることが出来ました。ゴルフにはいろんな側面がありますが、こういう競技ゴルフの世界があるってこと、皆さんが興味を持ってもらえたら嬉しいです(ま、私は応援だったので本当の世界を知ってるとは言えないかもだけどさ。選手の人はこういう目線ではブログ書かないと思うんですよね~)。
ではまた~!
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