【手術まで23日】マンモトーム検査って知ってる?

今日は、乳がん検診(マンモグラフィー)で引っかかった私が、次に精密検査で受けた「マンモトーム検査」の体験談です。

もともと母が乳がんの手術を受けたこともあり(おかげ様で5年経過し、元気です)、毎年乳がん検診は受けていました。以前は左胸の影でひっかかったことがありましたが、針生検で問題なし。今回は右胸に微小な石灰化(小さい石がばらまかれたような像)があって、「まあ一応検査してみましょう」
てっきり前回と同じエコーガイド下の針生検かと思ったら、もうちょっと本格的なやつらしい。

受ける検査は「マンモトーム検査」。マンモグラフィー(MMG)ってありますよね?受けたことある女性なら知っていると思いますが、あの検査でもまあまあ痛いのに、マンモグラフィーでぺったんこに挟んで引き伸ばした状態で狙いを定めて針を刺し、組織を採取してくるという検査です。聞いただけでブルーになりますが、ひっかかったのだから仕方ありません。怖い気持ち半分、好奇心半分で放射線の検査室に入場です。

左側臥位(左を下にして横)になり、ぎゅうぎゅう&ぺったんこに右胸を挟んだ状態で局所麻酔。検査してくれる女性の先生が準備しながら「11ゲージの・・・」と発言。ぺったこんに挟まれながら、心の中で「じ、11G?!ひゃー!」と叫びながらも表面上は平静を装います。なぜなら大人だから。ゲージというのは針の太さを表す数値で、数字が大きくなるほど細く、通常の外来の点滴は22~24ゲージです。献血や輸血の針で16ゲージくらい。11ゲージって・・めちゃくちゃ太いのです。

幸い、麻酔がよく効いていて痛みはそれほど無いのですが、何をしているのかは全く見えません。なので耳を澄ませて集中し、情報を採取。「次6時ね」バチン!・・・バチン!「はい、これ10時」という発言&音で、どうも放射状に針を刺入して組織を取っていることが推測され(医療の世界では、組織を採取するとき、時計の文字盤の数字で方向を表すのです)またまた「11Gの針を放射状に・・って・・・どゆこと?ひーっ」などと思いは千々に乱れながらも、大人な私の見事なポーカーフェイスのお陰?でスムーズに検査は終了。検査した場所にはチタンの小さい粒が(ここから取ったぞ、という目印として)埋め込んであります、という説明を受け、胸に大きな圧迫ガーゼを当ててもらって、がっちり布テープで固定されました。お願いして取った組織を見せてもらったところ、細長ーい糸状の脂肪組織(約4-5㎝くらい)がシャーレに敷いたガーゼの上にキレイに放射状に並べられていました。こういうちょっとした並べ方で性格がわかりますね。とっても丁寧で緻密なタイプと見ました。ありがとう、先生。

夢から醒めたような気持ちで着替え、シャバに戻るのでした。
いやあ、いろんな検査があるんだなあ・・

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